ミドリムシは消化率が非常に高く多彩な栄養素が無駄なく私たちの体内に取り込まれるのが大きな特徴といえます。
つまり、良い食材を摂取したとしても、体内に取り込まれなければ効果が半減してしまうのです。
ところが、ミドリムシには、植物細胞の周囲を覆う細胞壁がありません。
この細胞壁には、セルロースが多く含まれていますが、
人間の体にはセルロースを分解する酵素がないのです。
細胞壁を持つ野菜などでは、消化率は40%程度にとどまります。
その点、ミドリムシは93.1パーセントという非常に高い消化率で、体内で消化されます。
つまり、含まれる栄養素の9割以上が体内に取り込まれるわけなのです。
したがって、体力的に劣っている方などは、
良い食材を摂取しても体内に取り入れることができません。
ですから、体内に取り入れることができやすいミドリムシがあっているのです。
ミドリムシとは、
ミドリムシは、ユーグレナという学名もある藻の一種なのです。
体長はわずか0・05ミリ程度で、顕微鏡でしか姿を見ることができないのです。
日本酒を作る酵母などと同じ単細胞微生物なのです。
植物に特有の色素である葉緑素を持つ一方で、
細胞頭部から伸びた鞭毛を使って動き回る動物でもあるのです。
それがミドリムシと言われる所以ですね。
体の緑色は体内に備わっている葉緑素の色なのです。
葉緑素は、植物に特有の色素で、ミドリムシも「植物界」に分類される光合成生物です。
一方で、細胞頭部からの鞭毛を使って動き回り、動物界にも分類されています。
つまりミドリムシは、植物と動物の両方に分類される珍しい生物なのです。
このような性質を持つのは、ユーグレナの仲間だけなのです。
実はミドリムシには、ビタミン13種類がすべてバランスよく含まれています。
ミドリムシの成分!
ミネラル(無機質栄養素)
カルシウムやマグネシウム、鉄、亜鉛など9種類以上が含まれています。
タンパク質
20種類以上のアミノ酸を含有して人の体内では合成できない重要アミノサン「必須アミノ酸」も9種類含まれています。
さらに、良質なタンパク質である牛乳カゼインや卵白タンパク質に類似した予算アミノ酸組成を示しています。
脂肪酸
リノール酸やリノレン酸、アラキドン酸、EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサン 酸)
これらは、体内で合成できないか合成できても不足する必須脂肪酸や準必須脂肪酸となっています。
神経伝達物質
ギャバ(GABA .ガンマアミノ酪酸)
食物繊維
多糖類(パラミロン)βーグルカン
このように、多くの良質な成分が組まれています。
食物でありながら動物であり、動物でありながら
食物というミドリムシは、近年みつけた非常に高い栄養素を持ったものなのです。
体の疲れやすい方は、試してみる価値はあると思います。